トップページ > 市民公開講座

市民公開講座

市民公開講座「 子どもの命 」

演者:細谷 亮太(聖路加国際病院 顧問)
会場:A会場(大ホール)
日時:2017年10月8日(日)13:30-15:00

治らない子どもたちの「みとり」こそが
自分のやらなければならないこと

 1972年聖路加国際病院で小児科医として働き始めたのが私のキャリアの始まりです。
 当時のボスのお一人の西村昂三先生。小児がん治療のパイオニア中のパイオニアだったボストン小児病院のシドニー・ファーバー教授の愛弟子の一人でした。1972年当時はまだまだ小児がんは不治の病とされていたものの、ファーバー直伝のチーム医療とトータルケアを実現すべく、西村先生は努力を続けておられました。卒業したての私はそれを普通の事として仕込まれました。小さないのちのそばで仕事をしながら、治らない子どもたちの「みとり」をチームの一員としてトータルに行うことこそが、自分のやらなければならないことと思い込むようになりました。研修医としての生活が終わり、小児がんも治癒が望める病気となりつつあったアメリカで仕事をするようになりました。
 1980年に帰国した後は治癒をめざして小児がんの治療にのめりこみました。患者さんは50パーセントから80パーセントほども治るようになり、小児がんを専門にする若い先生達も増えてきました。1990年位からは在宅での「みとり」に集中しました。子どもたちにとって自分の「家」が特別の存在と思えたからです。
 子どもたちを在宅でみとることは、私の40年あまりの仕事のハイライトのような気がします。

細谷 亮太 - ほそや りょうた -

現職 聖路加国際病院 顧問
履歴 1948年 山形県生まれ
  1972年 東北大学医学部卒業
  1972年〜1977年 聖路加国際病院小児科レジデント
  1978年〜1980年 テキサス大学MDアンダーソン病院癌研究所にクリニカルフェローとして勤務
  1980年〜 聖路加国際病院小児科に復職
  1994年〜 聖路加国際病院小児科部長
  2003年〜 聖路加国際病院副院長 小児科部長 兼務
  2005年〜 聖路加国際病院副院長 小児総合医療センター長 兼務
  2013年〜 聖路加国際病院小児総合医療センター長
  2014年〜 聖路加国際病院顧問
 
専門 小児血液・腫瘍学、小児保健など
 
訳書  「君と白血病」(医学書院、1982年4月)
◯「チャーリー・ブラウン なぜなんだい?」(岩崎書店、1991年10月) など。
 
著書  「パパの子育て歳時記」(毎日新聞社、1990年3月)
 「川の見える病院から」(岩崎書店、1995年3月)
 「いのちを見つめて」(岩波書店、1998年3月)
   文庫「小児病棟の四季」(岩波書店、2002年6月)
 「赤ちゃんとの時刻」(朝日新聞社、1998年5月)
   再販「0~5歳 細谷先生のわくわく子育て」(小学館、2008年6月)
◯「ぼくのいのち」(岩崎書店、1999年6月)
 「旬の一句」(講談社、2002年2月)
 「医師としてできることできなかったこと」(講談社、2003年6月)
◯「おにいちゃんがいてよかった」(岩崎書店、2003年6月)
 「いつもいいことさがし」(暮しの手帖社、2005年3月)
   文庫「いつもいいことさがし」(中公文庫、2009年12月)
 「いのちの言葉」(三輪書店、2005年11月)
 「命のノート」(講談社、2006年7月)
 「医者が泣くということ」(角川書店、2007年5月)
 「生きるために、一句」(講談社、2007年10月)
 「小児がん」(中公新書、2008年11月)
 「今、伝えたい「いのちの言葉」」(佼成出版社、2009年11月)
 「優しさはどこから」(婦人之友社、2009年11月)
◯「なみだ」(ドン・ボスコ社、2011年3月)
 「いつもいいことさがし2」(暮しの手帖社、2011年7月)
 「いつもこどものかたわらに」(白水社、2014年3月)
◯「かしの木の子もりうた」(岩崎書店、2014年3月)
   その他 句集2冊(「桜桃」・「二日」)など。
( ◯印は絵本 )
 
その他 公益財団法人「がんの子どもを守る会」副理事長
公益財団法人「そらぷちキッズキャンプ」代表理事
宮城県こども病院理事

事務局

認定こども園 春野学園

〒781-0315
高知県高知市春野町東諸木4115-13
FAX.088-842-0773
E-Mail jimukyoku@nhhk23.com

事務局

株式会社イーシード

〒783-0004
高知県南国市大そね甲1465-3 山中ハイツ2 105号
TEL.088-821-9912 FAX.088-821-9913
E-Mail unei@nhhk23.com

@ 2016 第23回日本保育保健学会 in 高知